ゴキブリ
これほど嫌われている生き物はまれだと思う。
毒蜘蛛とか、ヘビとか、スズメバチは、殺傷するという意味で理由がわかるけど、ゴキブリさんたちは、毒をもったり、基本、人間を攻撃しない。煩く鳴くわけでもない。
でも、好きだという人は見たことない。
好き嫌いのレベルではなく、存在が許せない、という人が多い。
いる、ということが、罪悪なのだ。
寒いところが苦手らしく、もともとは、寒いところには生息してない昆虫だった。
昭和の半ばのころまでは、日本の北部にはいなかったんじゃないだろうか。
投稿でこういう話があった。
80年代になったころ、人から聞いた話。
北海道から単身で上京したばかりの女の子がいた。
女の子は、最近、昆虫を捕まえて飼っているという。
・コオロギに似ているけど、少し大きい。
・羽根が玉虫色に光って綺麗。
・鳴かない。
よもや、と思い、見に行くと、果たして、昆虫を飼う小型水槽のなかでキュウリをあてがわれていたのは、ゴキブリだった。
そういう話だった。
ゴキブリのレメディー
ホメオパシーのレメディーは原物質を希釈してつくる。限りなく薄めて薄めて薄める。たとえばマーキュリー30cは銀河系くらい大きな水がめに、水銀一滴、というレベル。原物質がなくなり、波動だけがのこる。ミネラルから植物鉱物、さまざまなレメディーが存在する。
ゴキブリのレメディーがあるのだ。
咳などにいいという。
Blatta Orientalis(インドゴキブリ)
喘息、気管支炎、結核
低ポーテンシーのほうが良い。高ポーテンシーは、より慢性の段階か、急性の痙攣が終了した後に与えられる。
『インド人ホメオパス ラズニ・サトパティのマテリアメディカ』より
飲んだことはない。
飲みたくない。
このレメディーが発見されたのは、偶然だった。
咳き込んでいたドクターが、お茶を飲んだら、ぴたりと収まった。
急須の蓋ををあけたら、お茶の葉に紛れてゴキブリの死体が!!!
で、ゴキブリの波動は、咳にきくというのが解かったのだった。
レパートリーがあっていても、絶対飲みたくない。
咳がでたら、なるべく、ハーブとローズクオーツのレメディーで頑張りたい。
以上