王朝の始まり
長く続く王朝の始祖は、海の一族との混血からはじまっていることが多い
わが国もそんな感じです。
ワニの子が皇祖の父に
天照大神の子孫の彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊 ウガヤフキアエズさんは、海の一族の豊玉姫を結ばれました。
トヨタマビメは海宮にて懐妊されましたが、
天神の子を海の中で生むわけにはいかないとして陸に上がってご出産します。
浜辺に産屋を作ろうとしたけど、
茅草がわりの鵜の羽を葺き終らないうちにトヨタマビメが産気づいたため、
「他国の者は子を産む時には本来の姿になる。
私も本来の姿で産もうと思うので、絶対に産屋の中を見ないように」
と夫に念をおして産屋に入って御子を御生みになりました。
でも、夫は、
「みないでね」
といわれると見たくなる人間の本性に従い、のぞいて見てしまうのね。
夫は、妻の本当の姿をみて腰をぬかします。
妻は、「ワニだった」とかかれていますが、
この時代のワニがなんだったのかは不明です。
アリゲーターではないのは確実だと思われます。
爬虫類っぽいイメージがぬぐえません。
異種であることは確かです。
豊玉姫は怒り、約束を破った夫の元を、子どもを残して実家へ帰ってしまいました。
その後、豊玉姫の妹の玉依姫が子どもの乳母として送られてきます。
その乳母であり叔母である玉依姫と、育った男の子と結婚して、男児が4人お生まれになりました。
4番目の子が、皇祖、神武天皇なのね。
今も、続いてます。
ちなみにこちらは、正倉院におさめられている不思議な像、、ワニ??
龍の子が、最長王朝の漢の皇帝に
漢の高祖劉邦の父は龍だったとも言われてますね。
劉邦の母が水辺で眠っていると、龍がやってきて交わったという。
劉邦は農民の三男坊にすぎない、小役人でした。
その役職も妻のコネで得たものでした。
でも、秦帝国の没落と崩壊から乱世の風に乗って天下をとります。
父親と仲が悪かったということもあり、
劉邦は、父の子ではなく龍の子であるという意識をもっていたようです。
実際に、顔が、龍とそっくりだったそうですね。
前漢、後漢と続くもっとも長く続いた王朝の祖となります。
半身蛇の女が人類の母
漢よりもはるか昔の古代の創生紀には、女媧という女神がいたそうで、半身蛇だったそうな。
これが、人類を作ったそうである。
ネプチューンの子がメロビング朝の始祖に
欧州のメロヴィング朝の始祖は、メロビクという男性だったが、人間の女性と、ネプチューン=海神との間の混血だったとされている。
その後、カロリング朝に取って代わられるまで続きます。
熊の子が朝鮮の国祖・檀君
海辺の一族との異種婚のほかに、隣の朝鮮半島では、檀君という国祖がいるのだけど、こちらは、熊神とのあいだの混血で、親は爬虫類系ではなく哺乳類です。
ある時期、頻繁に交流したた地球外生物かなんか、いたのかもしれませんね。
キリスト教の開祖さんは、異種の父ではなく、母単体で誕生したそうな。
死海文書だったかには、ユダヤの王とマリアの子、とされていますが、そのほうが自然ですけどね。