子を探す母
能 「隅田川」の母
中国やインドでは、こどもの誘拐が盛んみたいですね。
日本でも、行方が分からなくなった、お子さんを探すポスターをよく見かけます。
いつぞや、パチンコ屋でお子さんを放置していたら、おこさんが行方不明になり、結局見つからないままになりました。
TV番組に出演した霊能者さんの霊視によると、中国へ売られたとかいう判定だったとおもいます。
一人っ子政策の結果、息子を欲しがる夫婦が圧倒的に多く、その結果女の子の数が少なくて、女性がが貴重だそうですね。嫁取りがしにくい地方の農家だと、「この世の楽園」北朝鮮から脱北してきた女性を嫁に、「買う」と聞いたことがあります。
嫁不足を補う方法の一つとして、犯罪性の高いルートから「買う」のかもしれません。
能「隅田川」
能に「隅田川」があります。
一粒種である梅若丸を人買いにさらわれ、京都から武蔵国の隅田川まで流浪し、愛児の死を知った母親の悲嘆を描くものがたりです。
普通、狂女ものはハッピーエンドになるのだけど、この演目はちがいます。
子供の死を最後にしるという、悲哀でおわります。
今でも、隅田川みたいなことが、今でも世界中で起こってるんですね。
子供さんが見つかっても、もう何年も離れているのでコミュニケーションが難しいこともあって、悲劇的です。
昔、地元で、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのご両親の講演がありました。
北朝鮮は死亡したといってますが、たぶん生きておられるでしょう。
無事に再会していただきたいです。