金メダリストと言霊
ゴルフ界のスター石川遼選手
聡明なことで鳴らしているゴルフ界のスター石川遼選手は、幼いころから日記をつけているらしい。
子供のころから、プロのゴルフの試合を観戦していた石川少年は、あることに気がついていたという。
それは、グチ、不平不満を言う人はかならずミスをして負ける、ということ。
だから、石川選手は、ショットをミスしても、ゴルフ場のコンディションが悪くても、天候がわるくても、具合がわるくても、一切、グチ不平不満は言わないという。
実際、実力はあるのに、どうしても優勝できない女性ゴルファーがいて、彼女は、試合の最中でも不平グチがおおかったという。そこを指摘されて、いっさい、グチ不平をいわなくなったら優勝できるようになったそうな。
言葉を発すると、それが実現する、といわれているけど、脳は単純なので言葉のとおりに具現化しようとするらしい。
大脳は否定文がわからないので、失敗するな、というと、失敗、失敗、がインプットされて失敗するという。
とくに実際、ディズニーなどの多くの成功者のスピーチを研究した結果、否定文をほとんどつかっていないという結果がでているという。
フィギュアスケートのブランプリファイナルの優勝者
2014年の五輪の前に、2012年に、フィギュアスケートのブランプリファイナルがありました。
リンクの氷の状態が、相当悪かったと記憶している。
もともと雪なんか降らない地域なのに、無理やりソチに誘致したのは、ロシアのプーチンさん。
五輪に向けて、ものすごい費用をかけて、雪をストックしていたらしい。そのプレとしての大会だたっとともうのだけど、大会なれしているはずの安定した実力のパトリック・チャン選手もツルツル転んでましたね。
TVでみていたけど、氷にスケートの滑ったあとが溝になって傷がつきまくり、ぼんやりと氷面がぼんやりぼけて見えた。
溶けてるんでは?とおもうほど銀盤には冴えがありませんでした。
酷い銀盤
その大会での選手さんの言葉が興味深いものでした。
小塚選手「氷が凄く溶けているなって感じた。滑らざるを得ないんで対応するしかない」
町田選手「こんなリンクで試合をするのかよって感じ」
お二人は残念ながらミスがあり、入賞はできなかった。
真央ちゃん「このリンクは最初滑ったときから、すごく滑りやすくて、合ってると思った」
高橋選手「(他の)ヨーロッパほど濃厚じゃない。サッパリした感じ。ボクは嫌いじゃない」
結局、この二人が、大会を制覇しました。
金メダリストの二人だけ、リンクの状態と相性がよかったはずはないとおもうんですね。
高橋選手もツルツルなんどかFPでつまずいていたし真央ちゃんも、あきらかに、つっかえていた箇所が何箇所かありました。
酷い宿舎
銀盤だけでなく、選手の宿泊したホテルもひどかったらしい。
場所は高級リゾート地にあるものの、幽霊ホテルで、電気が通ってない部屋もあり蝋燭が必須の部屋もあるとか。
しかも、地元では、幽霊が出ると評判のホテル。
旧共産国家のサービスがそのまま受け継がれているらしく、
羽生選手「部屋が狭くて汚い。虫も大量に死んでいるし、ちょー悲しい」
明子ちゃん「(埃で)鼻がかゆくなる、、、こんなとこに6日もとまるの?」
と、すごい状態。
が、一方で真央ちゃんは、
真央ちゃん「細いベッドが2つあったので合体させて、ぐっすり寝られました」
と、否定的なことを一切いわない真央ちゃんはノーミスで、今回優勝。
よくない銀盤、ひどいホテル、それぞれ感じ方がちがう。
ひどい状態でも、弱音やグチ不平をはかない。いいことだけに焦点をあてる。それは、生身の人間では難しいことである。理不尽なことがあれば憤慨し、溜まった不満は、毒をはいて楽になりたいのが人間だ。
真央ちゃんは、不当な採点や、マスコミや某国のかたたちからの嫌がらせなどがあっても、いつも、清く正しく、言葉も姿もおこないも美しい。
がやがや煩い雑狐のような人たちにチャンネルを合わせず、争わず、清く正しく美しい生き方をキープし続けるには強靭な意志がないとできない。真央ちゃんは、いかなる状態でも、最良の自分状態を不動に保ちつづけながら、現役を終えました。
菩薩道ですな。偉すぎ。