ジョン・レノンが過去に置いてきた女性
ジョン・レノンさんの最初の奥さんシンシアさん
015年、ビートルズのジョン・レノンさんの最初の奥さんシンシアさんが、75歳で亡くなりました。
https://jp.reuters.com/article/lennon-idJPKBN0MT00Z20150402
ジョンさんが、ブリジット・バルドーが好きだったらしく、バルドーに似せるため赤っぽかった髪を、金髪に染めて雰囲気も似るようにしてたらしいですね。可愛いです。
シンシアさんは、ジョンさんと、お付き合いしてたときに、ジュリアンさんを身ごもりデキ婚をするも、ジョンさんに、運命の女性、ヨーコ・オノさんが現れて離婚。
そして、離婚後、お子さんのジュリアンさんと、お二人でつつましく暮らすことになります。
ポール・マッカートニーさんが、父を失ったジュリアンさんを慰めるために作った曲が、ヘイジュードですが、ジュリアンさんには、ひどい父親ということで、確執があったようです。
しかしながら、ジョンさん自身、母子家庭でしかも叔母に育てられていたので、父親をほとんど知らなかったので、長男との接し方がわからなかったらしいですね。
最近になって、ジュリアンさんが、「父を許せるようになった」とコメントしてたみたいですから、相当長く影響してたんですね。
ジョンさんとヨーコさんは、愛と平和の活動をされてましたが、家庭には、愛も平和もなかった、とジュリアンさんは葛藤が深かったみたいです。
シンシアさんは、ジョンさんと離婚後、なんどかご結婚されたそうですが、やはり、最初の夫のことは特別だったようで、新婚時代のジョンさんとシンシアさんがビーチでとったときの、若いころのお写真を、ずーっとバックに入れて持ち歩いておられました。
シンシアさんの著書に掲載されていたお写真が、モノトーンで筋が入っててボロボロで、すり切れてて、でも、若いころの、無名時代の素のまんまのジョンさんとシンシアさんの笑顔が明るくて、罪がなくて、正直切なかったです。
ビートルズは4人のメンバーさんでしたが、もう一人、デビュー前に脱退した方がおられたようですね。
スチュアート・サトクリフさん。脱退したあと急死してしまいます。映画にもなりましたね。
www.youtube.comこの方の彼女さんは、ドイツの美人さんで、アストリッドさん。
ビートルズファッションを公案して提供した方だそうです。それまでは皮ジャンにリーゼント、というスタイルだったそうで、ジョンさんとも、微妙なやり取りがあったらしいです。
ジョンさんが、このころ、アストリッドさんに、使ってたギターのピックをあげたらしいんですね。
アストリッドさんは、そのピックをピアスにして、ずーっとつけてたそうです。
アストリッドさんは、ジョン・レノンさんが、ブレイクするのがわかってたとコメントしてましたね。世界を手に入れるだろうと。
無名のころから、カリスマ性のあったジョンさん。
スターになったジョンさん。
一緒にいる女性にとっては、太陽を独占してたような感じだったのかもしれません。
ジョンさんが、自分の才能と拮抗するヨーコさんと出会ってからは、ジョンさんは、ビートルズも、親友も、妻も子も捨てて、ヨーコさんと一心同体になります。
ジョンさんにとって、ヨーコさんは、妻でもあり、同士であり、ミューズでもありました。ヨーコさんは、音楽や芸術活動に巨大な影響を与え続けることになります。お名前も、ジョン・オノ・レノンに改名しました。
平和主義だけではなく、フェミニズムにかんしてもヨーコさんの影響は大きく、曲にも反映されています。
ヨーコさんと出会わなかったら、エルビス・プレスリーのように、ハチミツのツボの中でおぼれ死ぬ蜂みたいな形で、自滅してたとおもいますね。有名な、イマジンも作られなかったでしょう。
浮気はなんどもあったようですが、当時を知っている方たちは、ジョンさんが、真実に愛してたのはヨーコだけ、と、みなさんおっしゃってます。一時別居していた時期もありましたが、その間も、毎日、この夫婦は電話で長時間話をしていました。
ジョンさんとヨーコさんは、時代のアイコンともいうべきカップルになりました。
結婚するときには、ファンからの反対が多くデモもおこってます。ヨーコさんは、ビートルズを解散させた女性として、世界中から憎悪される時期が長かったのです。
ジョンさんは、過去にであった妻や、女性たちを、過去に置いて、ヨーコさんとサクサク先へ行ってしまいました。
しかし、ジョンさんに、置いて行かれた、シンシアさんも、ドイツの美人さんも、ジョンさんとのコミュニケーションや思い出を、身体の一部、日常の一部、人生の一部にして、日々、生きてました。毎日毎日、ジョンさんのことを思い出しながら生きていました。
ジョンさんを過去に置いて自由になり、先に行くことよりも、ジョンさんを一部にして、過去とともに生きるという選択をしたということになります。
一瞬でも一時期でも、カリスマ的な男性を独占できたという思い出、自分を見てくれて時間を共有したという思い出とともに、毎日写真をみて、あるいはピックのピアスをつけて過ごした女性たち。手放すことができなかったんでしょうかね。
ある意味、不毛かもしれない。でも、不幸ではなかったと思いたいですわ。
ショーンさん。ヨーコさん。シンシアさん。ジュリアンさん
年月がたつと、時間が確執を洗ってくれたんでしょうかね。そうあってほしいです。
「ビューティフル ボーイ」
John Lennon – Beautiful Boy – YouTube
めちゃくちゃ好きな歌です。ジョンさんがショーンさんのために作った歌です。
ジョンさんの運命を考えると、痛々しいほどに美しい歌です。