イルカの受難
「マッサージ台のセイウチ」グリエルモ先生の動物揉みほぐし診療記
アンソニー グリエルモ (著)
マッサージの資格を持つアメリカ人のマッサージ師さんが、患者さんに頼み込まれて馬のマッサージを引き受けます。
これがきっかけで、次々といろいろな動物の施術を頼まれることになり、セイウチ、イルカ、フェレット、ペンギン、犬、、、、、次々と動物たちを治療していくエッセイ本。
その中で、水族館のイルカさんのエピソードは結構考えさせられてしまいますね。
イルカさんの受難
普通にアメリカの水族館で育ったイルカさん。
水族館でノンビリ暮らしてイルカさん。
ある日突然、水族館に環境保護団体が来襲し、イルカさんを拉致。
イルカさんを、ボートにのせて海にこぎだし、
「お前たちは自由だ!」
といって海に投げ込んだらしい。
いきなりそんなことされても、イルカさんはこまる。
自由というのは、飢える自由もあり、敵に襲われる自由もあるという意味を含んでいるのだけど、環境団体さんは考えなかったらしい。
実際、イルカさんは、水族館育ちだから自分で餌を取れない。
取れないから、人間のモーターボートのあとをついてまわっり、結局保護された。
保護されたとき、イルカさんは、ヒレはぼろぼろ、ガリガリにやつれおとろえてたという。
イルカさんは、その後無事身元が確認され、水族館にもどってきて体調ももとにもどった。
過激な外国の動物愛護=フーリガンという見本のようなお話である
動物愛護ってなんだろうと、かんがえますね
野生の動物を餌付けたりして、ペット化することではないだろうし、ペット化された動物を、野生にほり投げることでもないだろうし、有色人種民族(日本)に、罪を擦り付けて非難をそらすための、ヘイト運動とも違うはず。
以上