「コップを下に置くのを忘れないこと」
心理学者が語るストレスを減らす秘訣
http://labaq.com/archives/51889007.html
心理学者が「ストレスの管理のしかた」の講義で語ったエピソードをご紹介します。
心理学者は水が入ったコップを手に取り、持ち上げました。
受講者はてっきり「もう半分しかない? あるいはまだ半分もある?」と尋ねられると思っていましたが、少し違いました。
笑顔で「このコップはどのくらいの重さだと思いますか?」と尋ねたのです。
受講者からは200g~800gと、さまざまな答えが飛び交いました。
すると心理学者は言いました。
「正確な重さは関係ないのです。それは持っている時間によるのです。
たとえば1分持っているだけなら問題になりません。ですが1時間持っていたなら腕が痛くなるでしょう。さらに1日持ち続けたなら、腕の感覚は麻痺してきます。
この間、水の重さが変わったわけではありません。でも長く持てば持つほど、重く感じていくのです」
「人生におけるストレスや不安は、このコップの水に似ています。ちょっと考えたくらいでは何も起こりません。ですがそれについて長く考えていると、そのことに痛みを感じてきます。
もし1日中考え続けていれば、考えが麻痺したようになり、他のことは何もできなくなります」
「だからコップを下に置くのを忘れないでください」
以上