龍ドラゴン
東洋の龍と西洋のドラゴンはちがう。
東洋では、龍は神の使いだったり、中国の皇帝の象徴だったりして、福徳吉兆をもたらす一概にいい印象をうけるけど、、
西洋のドラゴンは、悪魔の使いみたいなかんじで、悪獣のカテゴリーに入る。すがたも、おぞましい。可愛げがない。
身体はトカゲ、こうもりの羽根という姿が多く
・お父さんはトカゲ、
・お母さんはこうもり、
という姿である。
爬虫類のように、目つきがとってもわるい。
一昔前のファンタジー映画ネバーエンディングストーリーのなかにでてくる白龍のファルコンは、東洋的な龍としてかかれている。のんきそうな犬の顔に、胴体が犬のような毛で覆われていて長い蛇状になっている。
ただ、東洋の龍のように角がない。
・お父さんは、コッカースパニエル、
・お母さんは白い蛇、
という感じの姿で全身が犬のように毛深くて可愛かった。
東洋の龍は、
・お父さんは馬、
・お母さんは蛇、
・3代目まえに鹿がいる、
という感じの容姿で、玉をもった姿で描かれることがおおい。
雲に乗り、雷雨を起こす。
色も様々で、白、黒、金、銀、赤、青、緑、虹色、など役割によって色がかわってくるらしいい。
ご神霊の眷属だったり、化身だったりするけど、なかには、自然の気が凝縮した結果生まれた自然発生した龍もいて、なかなかバリエーション豊かである。
基本的に、吉祥であることは変らない。
中国では、雷は、龍が地上から天に昇ったときのありさまだという。
西洋のドラゴンはサラマンダーなんかのように、火と関係しているかんじだけど、東洋は水と関係があるようだ。水気がないと龍は去っていくらしい。
中国では、皇帝を龍と合一して、皇帝の顔を、竜顔ともいうらしい。その影響が東アジアに広がった。
わが国も影響をうけてはいるのだろうけど、基本的に、天皇=太陽で、天皇さんのお体のことを、玉体とか、いうらしいから、微妙に龍とは違うんだよね。
漢の高祖は龍の子だと称されていて、本人もそう信じていた。顔が龍みたいな顔だったので、それ以降、皇帝の顔を竜顔というとかいわないとか。皇帝=龍となり、衣装の柄に、龍の柄を入れるのは皇帝のみ、もしくは皇帝の一族に限られていて、これを侵すと、三代か、八代か、忘れたけど、一族が刑罰を喰らうらしい。
中国、韓国、日本、の龍は微妙に違う。指の数が違うのだ。
・中国の龍は指が5本。
・韓国の龍は指が4本。
・日本の龍は指が3本。
もし、龍にあったら、指をみせてもらおう。
ルーツがわかるんだよ。
ちなみに、12星座のやぎ座の山羊は、ハイジが飼っているあの山羊ではなく、山羊の顔をした魚だそうな。
それ、龍だから。