続きです。
kali-pケーライ(疲れさせる)・フォス(兄弟)
人物像:疲れさせる、口うるさい友達、兄弟、同僚。
基調:疲労困憊、神経の疲れ
主な症状
全てのKail系に共通する特徴・保守的、規則正しい、几帳面、現実的。
”道徳の何が正しくて何が間違っているかということを重視する。白黒はっきりさせる”
Kali-pの最大の特徴は神経疲憊[神経衰弱]であるため、Kali-pの患者は自制がきかなくなる。
Nux-v,Sep,Zincの特徴の組み合わせのように思われる。
『シノプティック・マテリア・メディカ』フランス・ヴァーミューラン著 由井寅子訳 より抜粋
人間関係を含めて雑音がひどくて、神経がいらだち、疲労困憊して、神経が疲れ切ている人に勧められるレメディーの一つに、Kali-pケーライフォスがあります。
疲労困憊のレメディーでは、動物系のレメディーだと、Sepiaセピアがありますね。こちらは、ホルモンが枯渇してカスカスになっている方のレメディーです。すっぱいものを欲しがります。
ほかに、疲労困憊のレメディーとして、Phos-acフォサック、があります。こちらもPhosフォスの仲間なのですが、脱毛などがおこり、水っぽい下痢をともないます。
話をKali-pケーライフォスに戻しますが、
Kali-murケーライミュアは、白い分泌物でしたが、Kali-pケーライフォスは、黄色い、オレンジ色の分泌物です。悪臭があります。
疲れさせる、口うるさい(Kali)、友達、兄弟、同僚(Phos)、がいる人を想像してください。
仮に、兄弟がいるとして、
長女がLyssinリシン(多弁、自他の境界線がない、依存しながらコントロールする)、
次女がLachラカシス(多弁で嫉妬深い、何かにつけ、競争心をもち張り合ってくる、勝ち負けにこだわる)、
三女がScorpioスコルピオ(暴言を吐く、暴力的、破壊、ヤンキー)、
この兄弟の末子が自分であると想像してください。
kali-pケーライ・フォスになりますね。フラフラになると思います。
あるいは、クラスのグループの友達が、
友達1が、Nat-mネイチュミュア(悲しみ、鬱、延々と愚痴を聞かされる)
友達2が、Lachラカシス(多弁、同性の悪口を盛んに言う、いちいち非難してくる)
友達3が、Vrentバレンチュームアルバム(宗教の勧誘をする)
こういう学校生活。疲れますね。
あるいは、会社のチームの同僚が
職場の同僚1 Fl-acフルアック(無責任、口は達者だが中身はない、怠け者)
職場の同僚2 Mercマーキュリー(頭は切れるが、他人に罪を擦り付け、手柄は奪っていく、告げ口をする)
職場の同僚3 Hyosヒオス(セクハラをする)
職場の同僚4 Aluminaアルミナ(記憶力が悪い、だるい、しんどい、といいながら何もしない)
このメンバーでチームを組まされていると想像してみてください。消耗すると思います。。
常にだれかが攻撃してきて、常に対応しなくてはならない、人間関係は順調だが、仕事が山積み、気持ちが休めない、そんな状態に、Kali-pケイライフォスはいいんじゃないかと思います。
疲労がもっと進むと、Phos-acフォサックがいいでしょう。
疲労困憊のレメディーは、Sepiaセピア(イカの墨でつくったレメディー)のように動物系のものもありますが、根本がフォス、ソーファーなど、ミネラル系の方の場合は、こっちのほうが良くあっていたと思います。
続きます。