kailの家族②
Kali-mケーライ(口うるさい)・ミュア(母親)
白色の粘着性の濃厚な、粘液性の分泌物[耳、目、鼻、舌根、ふけ、帯下、喀痰、扁桃腺からの白色のチーズ状の塊]
てんかん、湿疹や発心を伴う場合、もしくは湿疹や発心を抑圧した後に引き起こされた場合[Clsrke]
『シノプティック・マテリア・メディカ』フランス・ヴァーミューラン著 由井寅子訳 より抜粋
人物像:口うるさい母親、あるいは、親が口うるさくて、うんざりしている子供
基調:白い分泌物、白い耳垢がたまる、中耳炎、耳管カタルによる難聴、白い層に覆われた扁桃腺。
何かにつけて、口うるさく干渉してくる母親がいると想像しましょう。ガミガミと小言や干渉が続いていると、当然、御子さんは、耳をふさぎたくなると思います。癇癪を起こすこともあるでしょう。
そのせいなのか、Kali-mケーライミュアは、白い耳垢がどんどんたまり、耳がふさがる状態のレメディーでもあります。
耳をふさぐレメディー
Anacアナック
聞きたくないものがある場合、人は両手で耳を塞ぎますが、同じように耳をふさぐ行為をする場合、Anacアナックがあります。こちらは、身体の穴(鼻、耳、肛門、など)が栓でふさがれているように思う、という基調があります。外部からの接触を断ち一人になりたいと思うからかもしれません。
Anacアナックは双子のレメディーですが、普通は1人用の子宮に2人が入れば窮屈ですね。胎児の頃、一人になりたい、という気持ちが刷り込まれているかもしれません。
分泌物という基調は見当たりません。精神(自己が二つある。考えが2つあり選べない。あるいは統合できないなど)に重きを置くレメディーのようです。
Anacアナックは過食です。自己が2つ、感情が二つ、場合によっては人格も二つあるので、その分エネルギーを使います。
ほかに、「頭や首、手首、足首がバンドで締められる様な」という基調もありますが、生霊をうけると、そうなるといわれています。
案外、アナックの「もう一つの自己」というのは、生霊かもしれませんね。その場合は、Lachラカシスの併用がお勧めです。
Tellテリリウム
もう一つ、Tellテリリウムがあります。こちらも、聞きたくないことを聞いたあとにおこる耳の問題(耳漏など)などに良いとされています。こちらは、分泌物がニンニクの匂い、もしくは塩漬けの魚の匂いがします。
右の坐骨神経痛をもち、腰仙部に痛みを持つかもしれません。
アトピーに処方されることもあります。
話をKali-mケーライミュアに戻しますが、身体的には、白い、リンパ、耳、てんかん、が大きなポイントになりそうです。
そうした方に、お母さんはどんな人ですか、と聞いてみるといいかもしれません。
続きます。