ノーマ・ジーン・ベイカー
1926年アメリカ生まれ。彼女は、長じて、マリリン・モンローになります。
マリリンは、成功した女優というだけではなく、前世期を代表する女優であり、20世紀最大の女性のシンボルとなりました。
孤児からスターにのし上がったマリリンは、アメリカならではの、立身出世を果たし、まさに、アメリカン・ドリームを体現しました。
孤独で貧しい孤児だったマリリンは、長じて絶世の美女となり、彼女の幼少時からの夢の通りに、苦難の果てに勝利して、世界的なスターになり、子供のころ死ぬほど渇望してたもの、富、名声、愛を手に入れたのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/マリリン・モンロ
でも、世界一の美女になったのに、夢かなったのに、マリリンは、事あるごとに、
「自分は価値がない」
「自分を愛してくれる人はいない」
「自分は醜い」
という、思い込みにとらわれ、落ち込み、愚痴をいい、周囲を困らせ、周囲をうんざりさせてたという証言が、数多く残っています。
おそらく、
「自分は価値がない」
「自分を愛してくれる人はいない」
「自分は醜い」
と思わせるような環境で育ち、
「あなたには価値がない」
「あなたを愛してくれる人はいない、あなたが嫌い」
「あなたは醜い、かわいくない」
言われながら育ったのかもしれません。
自信をもって、カメラの前に立たせることが、どんなに難しかったかは、マリリンの自伝には、監督さんをはじめ沢山の方の証言として書かれてます。
世界一、商品価値のある女性でありながら、セックスシンボルとして、世界一愛される女性でありながら、世界一美しい女性でありながら、その現在を受け入れきれず、薬物中毒になり、人間関係を崩壊させ、亡くなってしまいまいました。
マリリンは、孤児として、あちこちの里親の間を盥まわしにされ、孤独な子供時代を送ったときの、思考パターンや行動パターンに、成人した後も支配されてたようです。
今、目の前にある富、名声、3回の結婚、大統領をはじめ著名な愛人たち、それらをもっても、癒されなかったということでしょうか。
いかに、過去の記憶や作られた思考パターンが、大きいものかを教えてくれます。
解決しないまま、成人して生きていくと、行き詰まりがでてくるのは、当然かもしれません。
人の意識
何か、外部からのアクションがあったとして、どう反応するかは、選択するのかは、本人の性質、性格で変わってきます。
例えば、贈り物をもらった場合、、、
喜ぶ方、不安になるかた、お返しをしないといけないと義務を感じて苦痛に思うかた、価値が気になる方、、、、いろいろ個々の性格や性質によってかわってきます。
例えば、レストランに入った時、
身体にいいものを選ぶ、食べたいものを選ぶ、人と同じものを選ぶ、価格できめる、など、これも、個々の正確や性質によって変わってきます。
この選択の積み重ねが、未来の、体調や体質を決め、人生も決めたりします。
常に不安とともにいる人が、います。
特に理由もないのに、不安でたまらない、必ず失敗すると、どこかで感じている。
あるいは、怒りが自分の性格の一部になっている方もいます。
常に怒りがともにあり、対人関係に影響している。
あるいは、全ての考え方や行動が、悲しみと孤独に帰一する人もいます。
わざわざ、失敗する選択をする、不幸になる選択をする。
だれしもが、幸せになりたい、豊かになりたい、と思っているはずなのに、選択の結果は、違うところに着地している。
いつも、攻撃的になってしまう。
いつも、落ち込んでいる。
いつも、失敗するほうを、選んでしまう。
こうしたいのに、できない。
いつの間にか、全然ちがう方向へ進んでいる。
「何故だろう」
不思議に思ったことは、ありませんか。
性格や性質、考え方、行動、全て、ご本人の意識から発せられていますが、人の意識は、どんな構造をしているのでしょうか。
意識は3つに分かれているといいます。
人の意識
①12% 顕在意識・理性・知性・意志、
自分が今、把握している意識です。
②78% 無意識・感情・自律神経
0歳から13歳くらいまでの記憶と体験が、その人の基盤となり、人生に影響するといわれています。
記憶と経験が作るパターンやプログラムが、無意識のプールに保管され、思考パターンとなり、行動パターンとなり影響を続けていきます。
よい、悪い、楽しい、苦しい、などの2元性がない場所です。
現実と想像の区別がなく、ただ、記憶とイメージが、一緒になって無意識のプールに保管されています。
①の健在意識と②の無意識を分ける膜(クリティカルファクター)は、何回かにわたって強化されていきます。
1回目は、6歳前後。
2回目は、12歳~13歳前後。第二反抗期の時期です。
膜を強化することで、自分をもまるのです。
③10% 原始の意識・ 防衛本能、生存本能
生きるために食べる、生きるために逃げる、生きるために戦う、、、
生存するための本能が、10%をしめるといわれています。
ダイエットに禁煙、人にやさしくしようとか、勉強しようとか、運動しようとか、いろんな高尚なも目標が挫折しやすいのは、12%の健在意識よりも、圧倒的に巨大な78%の潜在意識が影響しているのかもしれません。
「何をやっても無駄」
「また失敗する」
などの、思い込みが蓄積されているのが、潜在意識のプールです。
ヒプノセラピーでは、②の78%の無意識の領域にアクセスし、記憶と向き合います。
そして、今の自分が、過去のネガティブな記憶、体験、と向き合うことで、知ることで、大きく感じていた問題が、小さいものだと認識で来たり、もう、過去のものだとわかったりして、記憶や意識を消すことはできませんが、見方を変えるとで、小さいものにしていくことは、できるのではないかと、思われます。
その人が思った通りになる、
といわれますが、思考の材料となる潜在意識のプールの中の記憶が、その人をつくり、将来をつくるといういことになります。
潜在意識の中のプールにあるものが、ネガティブなものばかりの人と、ポディシブなものばかりの人とでは、当然、将来も性格も変わってきます。
では、無意識の世界に、意図的にアクセスするためには、どうしたらいいのでしょうか。
脳波
普段は意識してない意識に、アクセスするために、音楽と催眠誘導を行って、脳波を調整します。
人間の脳波は、常に変化し続けています。
①β(ベータ)波
普段生活しているときの脳波です。
②α(アルファ)波
リラックスしたときの脳波です。
お風呂に入ったり、リラックスできる音楽を聴いたり、きれいな夕日を眺めてたり、電車の中で揺られて、うとうとしたり、、、1日十数回は、起きているときも、この脳波になるといわれています。
③θ(シータ)波
眠りの脳波です。
霊能者さんたちが、病気を治したり、奇跡を起こす時の脳波が、θ波といわれています。
④Δ(デルタ)波
θ波より、さらに深い脳波です。
ヒプノセラピーは、②のα波の状態で、アクセスしますので、意識が常にあり、続けるか、やめるか、などのコントロールが可能です。
関連著書
「前世療法」「前世両方2」ブライアン・L・ワイス(山川鉱矢・亜希子訳)
「いきがいの創造」飯田史彦著
「輪廻転生」J・ホイットマン
など。